数週前の土曜日に、
「かまくら認知症ネットワーク」が定期的に行っている ”かまくら散歩”がありました。
私も午前の外来が終わってから参加しました。
色々な場所で行う企画なのですが、
認知症の当事者の方々と、サポーターが一緒に
鎌倉駅から由比ヶ浜海岸まで散歩をしました。
由比ヶ浜海岸ではみんなで海岸の清掃を行いました。
当日は晴天で海風が大変気持ちよかったです。
”かまくら散歩”の目的は、当事者の方が楽しい体験を行うのはもちろんですが、
実は「啓蒙」と「教育」という目的もあります。
散歩を行う前に、「認知症とは」「どのようにサポートすればよいか」の講義があり、
そのあとで散歩によりそうことを通して、実際に認知症の当事者のことを理解してもらいます。
また、一緒に散歩をするサポーターには ネットワークのメンバーのほかに、
鎌倉市内や近隣の市の中学生が参加しています。
サポーターには認知症という病気のこともそうですが、
それだけではなく、当事者がいったいどういう”ひと”なのか、
まだまだできることがあるということや、
その方々を通して社会のしくみや課題を考えたり、
自分が年を取っていくことは、決して恐れることではないことを
それぞれが感じたり、考えてもらう機会としてもらいます。
大変有意義な活動だと思います。
この企画をセッティングしていただいているメンバーの皆さん、本当にありがとうございます。
もし機会があれば、是非、多くの方に参加してもらいたいと、思っています。
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